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整体・接骨院が口コミを増やす方法|依頼のタイミングと文例

施術は満足してもらえている。それでもGoogleマップのクチコミが数件のまま増えない、という院は多くあります。 理由の大半は、頼んでいないことです。施術後の会話で自然に依頼できる業…

目次 6 SECTIONS
この記事の結論
  • クチコミの依頼は可能だが、対価と引き換えにする行為はGoogleのポリシーで禁止されている
  • 事業者が依頼したクチコミは、広告であることが隠れているとステマ規制の対象になりうる
  • 接骨院は柔道整復師法で広告できる事項が限定されており、技能や施術方法には触れられない

施術は満足してもらえている。それでもGoogleマップのクチコミが数件のまま増えない、という院は多くあります。

理由の大半は、頼んでいないことです。施術後の会話で自然に依頼できる業種でありながら、言い方が分からず声をかけられないまま終わっている。

一方で、声のかけ方を間違えると、Googleのポリシー違反や景品表示法の問題になります。ここでは、やってよいことの範囲を先に確認したうえで、依頼のタイミングと文例を整理します。

クチコミを依頼してよいのか

依頼そのものは禁止されていません。Googleはビジネスプロフィールのヘルプで、クチコミを集める方法として、Googleのリンクにアクセスするか、QRコードをスキャンするよう利用者に依頼することを挙げています。

禁じられているのは、投稿と何かを引き換えにする行為です。同ヘルプは、クチコミの投稿、クチコミの変更、否定的なクチコミの削除と引き換えに、無料または割引価格で商品やサービスを提供する行為を、虚偽のエンゲージメントとして扱うとしています。

投稿コンテンツのポリシーも、「直接的な金銭または現物が対価として支払われたクチコミまたは評価」を禁止しています。あわせて、実体験に基づいていないコンテンツ、現在または過去の雇用関係や契約関係などの利害の対立があるコンテンツも禁止対象です。

やっていること扱い根拠
施術後に口頭で依頼する問題なしGoogleヘルプがリンクやコードでの依頼を方法として挙げている
QRコードのカードを渡す問題なし同上
投稿したら次回500円引き禁止投稿と引き換えの割引提供は虚偽のエンゲージメント
高評価をつけた人だけに投稿を案内する避ける実体験に基づく投稿を歪める運用にあたる
スタッフや家族に投稿してもらう禁止利害の対立に該当する
代行業者からクチコミを購入する禁止対価が支払われたクチコミに該当する

ステマ規制との関係

2023年10月1日から、景品表示法第5条第3号に基づく告示「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」(令和5年内閣府告示第19号)が施行されています。指定の対象は「事業者が自己の供給する商品又は役務の取引について行う表示であって、一般消費者が当該表示であることを判別することが困難であると認められるもの」です。

規制の名宛人は、商品や役務を供給する事業者、つまり院側です。依頼を受けて書いた患者側ではありません。

ここで問題になるのは、院が内容に関与したかどうかです。単に「よかったら投稿してください」と伝えるだけであれば、書かれる内容は患者自身のものです。文面を院が用意して書き写してもらう、書く内容を指定する、といった運用になると、実質的に院の表示と評価される可能性があります。個別の判断は運用基準を確認したうえで専門家に相談してください。

依頼するタイミング

声をかける場所は、施術直後の一点だけではありません。

  1. 施術後、症状の変化を本人が口にしたとき
  2. 会計時、次回予約を取ったあと
  3. 数回の来院を経て、通院が定着したタイミング
  4. 予約の確認連絡やお礼のメッセージを送るとき

最も通りやすいのは1です。本人が変化を言葉にした直後は、書く内容が既に頭の中にあります。逆に、初回来院の当日に依頼しても、書ける材料がありません。

紙のカードとQRコードを用意する場合は、置き場所より渡し方を決めておいてください。受付に置いておくだけの運用と、施術者が手渡して一言添える運用とでは、患者が目にする回数が変わります。どちらがどれだけ効くかを示す公開データは確認できていないため、ここでは断定しません。自院で数週間ずつ試し、投稿数の差を記録するのが確実です。

そのまま使える文例

避けるべきは、評価の方向を指定する表現です。「星5でお願いします」「良い評価を」といった言い方は、投稿内容を歪めます。

  • 施術後に口頭で:「もしよければ、Googleのクチコミに今日の感想を書いていただけると助かります。このカードのコードから開けます」
  • 会計時に:「初めての方が院を選ぶときの参考にされているので、感じたことをそのまま書いていただければ大丈夫です」
  • メッセージで:「本日はありがとうございました。もしお時間があれば、率直なご感想をこちらからお寄せください」
  • 断られたとき:「承知しました。またお困りのことがあればお声がけください」

「率直な」「感じたまま」という語を入れておくと、評価の方向を指定していないことが本人にも伝わります。

接骨院は広告規制の対象になる

整体と接骨院は、法令上の扱いが異なります。ここを混同すると、同じ運用が一方では問題になります。

接骨院・整骨院で柔道整復を業として行う場合、柔道整復師法第24条第1項が適用されます。

柔道整復の業務又は施術所に関しては、何人も、文書その他いかなる方法によるを問わず、次に掲げる事項を除くほか、広告をしてはならない。

広告できる事項として列挙されているのは、柔道整復師である旨と氏名・住所、施術所の名称・電話番号・所在の場所を表示する事項、施術日又は施術時間、その他厚生労働大臣が指定する事項の4つだけです。さらに第2項は、これらについて広告する場合でも、その内容は柔道整復師の技能、施術方法又は経歴に関する事項にわたってはならないと定めています。違反した場合、第30条第5号により30万円以下の罰金の対象となります。

あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの施術所についても、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第7条が同様の制限を置いています。

一方、いわゆる整体やカイロプラクティックには国家資格制度がありません。国民生活センターは、これらについて「法的資格制度がないため、施術者の技術水準や施術方法等がばらばらであると指摘されている」としています。この結果として、上記2つの法律の広告制限が直接かかる立場にはありません。ただし、景品表示法などの一般的な規制は当然に適用されます。

クチコミ運用で気をつける点

状況接骨院(柔道整復)整体
依頼カードに施術内容や効果を書く広告できる事項を超える可能性がある柔整法の制限は及ばないが、景品表示法の対象
依頼カードを院名と連絡先のみにする条文の列挙事項の範囲に収まりやすい同左
患者が自発的に書いたクチコミ患者本人の表示であり、院の広告ではない同左
院が文面を用意して書いてもらう院の表示と評価される可能性がある同左

院内掲示や配布物が法令上の「広告」に当たるかどうかは、表示の内容と方法によって判断が分かれます。判断がつかない場合は、所管の保健所に確認してください。

よくある質問

クチコミを書いてくれた人に割引をしてもよいですか

できません。Googleは、クチコミの投稿や変更、否定的なクチコミの削除と引き換えに、無料または割引価格で商品やサービスを提供する行為を虚偽のエンゲージメントとして扱っています。次回割引、施術時間の延長、物品の提供はいずれもこれに当たります。

スタッフに投稿してもらうのはどうですか

Googleの投稿コンテンツのポリシーは、現在または過去の雇用関係、契約関係や顧問関係などの利害の対立にあたるコンテンツを禁止しています。スタッフ本人の投稿はここに該当します。家族や知人についても、実体験に基づかない投稿はポリシーに反します。

低評価のクチコミを消すことはできますか

投稿者本人が削除する場合を除き、院の側で消すことはできません。Googleのポリシーに違反する内容であれば報告して審査を求められますが、内容に不満があるという理由では削除されません。返信で事実関係を説明する対応のほうが現実的です。

接骨院のホームページに施術メニューを書けますか

柔道整復師法第24条は広告できる事項を列挙しており、第2項で技能、施術方法、経歴に関する事項に及んではならないとしています。一方で、この条文が個々のウェブページの記載にどこまで及ぶかは、表示の内容と方法によって判断が分かれます。掲載前に所管の保健所または専門家に確認してください。

本記事の手順・仕様は2026年9月時点のものです。Googleの仕様は変更されることがあります。

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LocalBuzz Magazine編集部

編集長

店舗集客・MEO・口コミマーケティングを中心に、LocalBuzzマガジンの企画・編集を担当。 Googleマップや口コミ、SNS、LINEなど、店舗ビジネスを取り巻く集客手法について、「店舗運営者が実際に使える情報」を軸に情報を発信しています。 飲食店、美容サロン、クリニック、小売店をはじめとした店舗ビジネスの事例や最新動向をリサーチし、専門的になりがちなMEOやデジタルマーケティングの情報を、できるだけわかりやすく解説することを心がけています。 「口コミを、最高の広告にする。」をテーマに、地域で選ばれる店舗づくりに役立つ情報をお届けします。 担当領域 MEO/Googleビジネスプロフィール/口コミマーケティング/店舗集客/LINE・CRM/SNS活用

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