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オーナー権限の譲渡手順|代理店から引き継ぐ前に確認すること

代理店を切り替えるとき、担当者が退職したとき、店舗を譲渡したとき。ビジネスプロフィールの権限を動かす場面は、どれも期限が決まっていて、後回しにしにくいものです。 ところがこの手続き…

目次 8 SECTIONS
この記事の結論
  • メインのオーナーは1人だけで、譲渡できるのは現在のメインのオーナーに限られる
  • 新しいオーナーや管理者がすべての機能を扱えるようになるまで7日かかるため、引き継ぎは前倒しで進める
  • 権限を渡してもらえない場合は、プロフィールを作り直さずアクセス権限のリクエストを使う

代理店を切り替えるとき、担当者が退職したとき、店舗を譲渡したとき。ビジネスプロフィールの権限を動かす場面は、どれも期限が決まっていて、後回しにしにくいものです。

ところがこの手続きには、知らないと日程が崩れる制約がいくつかあります。メインのオーナーは1人しか置けないこと、譲渡できるのは現在のメインのオーナーだけであること、新しく追加したユーザーが全機能を扱えるようになるまで7日かかること。このうちひとつでも見落とすと、契約終了日に間に合いません。

ここでは2026年10月時点の公式ヘルプの記載をもとに、役割の違い、譲渡の手順、7日間の制限、相手が応じない場合の選択肢を順に整理します。

オーナー・管理者・メインのオーナーは何が違うのか

ビジネスプロフィールの権限は、オーナーと管理者の2種類です。そのうえで、オーナーのなかに「メインのオーナー」が1人だけ置かれます。

役割できることできないこと
メインのオーナーオーナーの権限すべて。メインのオーナー権限の譲渡他のユーザーにメインのオーナー権限を譲渡するまで、自分自身を削除できない
オーナーユーザーの追加と削除、プロフィールの削除、情報の編集、クチコミへの返信、投稿や写真の管理メインのオーナー権限の譲渡(これは現在のメインのオーナーだけが行える)
管理者情報の編集、クチコミへの返信、投稿や写真の管理、Q&Aへの返信などユーザーの追加と削除、プロフィールの削除

ヘルプには「メインのオーナーとして設定できるのは1人のみです」と明記されています。また、Googleグループをオーナーや管理者として追加することはできないとされています。

実務上よく誤解されるのは、管理者とオーナーの差です。管理者はオーナーとほぼ同じ運用作業ができるため、日々の運用では違いが見えません。差が出るのは、人を入れ替えるとき、つまり引き継ぎのときです。管理者の権限しか持っていない状態では、他のユーザーを削除できません。

ヘルプには、ユーザーを選択できない場合は管理者レベルのアクセス権しか付与されていない可能性があるとも書かれています。管理画面で相手を削除できないときは、まず自分の権限を確認してください。

削除についての決まり

  • オーナーは、他のオーナーと管理者を削除できる
  • 管理者は、他のユーザーを削除できない。ただし自分自身をプロフィールから削除できる
  • メインのオーナーは、他のユーザーにメインのオーナー権限を譲渡するまで自分自身を削除できない
  • ユーザーを削除すると本人にメールが届く。管理作業はできなくなるが、過去のクチコミへの返信や投稿は残る

メインのオーナー権限を譲渡する手順

2026年10月時点の管理画面での操作です。Googleの仕様は変更されることがあります。

  1. ビジネス プロフィールに移動する
  2. その他アイコンから「ビジネス プロフィールの設定」を開き、「ユーザーとアクセス権」を選ぶ
  3. アクセス権を変更するユーザーを選ぶ
  4. 「アクセス」の横にある編集アイコンを選ぶ
  5. 「メインのオーナー」を選び、「保存」を選ぶ

前提となる条件は3つです。

  • 譲渡先は、既存のオーナーまたは管理者であること。プロフィールに他のユーザーがいない場合は、先にオーナーまたは管理者を追加する必要がある
  • 譲渡できるのは、現在のメインのオーナーだけ
  • 他のオーナーや管理者のアクセス権を変更できるのはオーナーだけで、メインのオーナー権限もこれに含まれる

つまり、引き継ぎを進めるには「相手のアカウントを先に追加してもらう」工程が必ず前に入ります。追加してもらえなければ、譲渡の画面にそもそも候補が出てきません。

7日間の制限が日程を決める

ヘルプには、新しいオーナーや管理者がすべての機能を管理できるようになるまで7日間かかると記載されています。この期間中は、次の操作でエラーが表示される場合があるとされています。

  • プロフィールの削除、または削除の取り消し
  • 他のオーナーや管理者の削除
  • 自分または他のユーザーをメインのオーナーにすること

あわせて、次の2点も明記されています。

  • 新たにオーナーや管理者になってから7日以内に離脱すると、プロフィールから削除され、再度追加してもらう必要がある
  • 新たにオーナーや管理者になってから7日以内は、既存のオーナーや管理者でもメインのオーナー権限を譲渡しようとするとエラーが表示される

この制限は、引き継ぎの日程に直接影響します。契約終了日の当日に「アカウントを追加してもらい、そのまま譲渡してもらう」という段取りは成立しません。追加から7日の待機を前提に、逆算して動かす必要があります。

代理店から引き継ぐときの段取り

上の制約を踏まえると、順番は次のようになります。

段階やること確認すること
1現在のメインのオーナーが誰かを確認する代理店のアカウントか、退職者の個人アカウントか
2自社の管理用アカウントをオーナーとして追加してもらう管理者ではなくオーナーで追加されているか
37日間待つこの間は譲渡操作がエラーになる
4メインのオーナー権限を自社のアカウントに譲渡してもらう譲渡後、自社がメインのオーナーになっているか
5不要になったユーザーを削除する代理店の個人アカウントが残っていないか

ヘルプは「権限を譲渡する際は、必ずメインのオーナー権限を新しいオーナーに渡してください。これにより、クチコミなどのビジネス情報が維持されます」と述べています。ここが引き継ぎの要点です。

プロフィールを作り直してはいけない理由

権限を渡してもらえないとき、新しくプロフィールを作ってしまう例があります。これは避けてください。

既存のプロフィールに蓄積された口コミ、写真、Q&A、インサイトは、そのプロフィールに紐づいています。別に作り直せば、それらは引き継がれません。加えて、同じ店舗のプロフィールが2つ存在する状態になり、重複リスティングの整理という別の作業が発生します。

Googleは、サービス上に表示できるビジネスリスティングは1つだけだと説明しています。同時に複数の代理店へ依頼して比較することも、この理由で避けるべきとされています。

代理店が権限を渡してくれない場合

ヘルプには、すでにオーナーがいるプロフィールの権限をリクエストする手順が用意されています。

  1. business.google.com/add にアクセスし、ビジネスの名前と住所を入力する
  2. 候補からビジネスを選ぶ。「このビジネス プロフィールは他のユーザーが管理している可能性があります」と表示される
  3. 「アクセス権限をリクエスト」を選ぶ
  4. フォームに必要事項を入力して送信する

リクエストを送ると現在のオーナーにメールで通知が届き、オーナーは3日以内に返信する必要があるとされています。承認されればプロフィールを管理できるようになり、拒否された場合も編集を提案したり再審査を請求したりできます。3日たっても返信がない場合は、確認メールから申請できることがありますが、申請がいつも可能とは限らないとヘルプに書かれています。

店舗や事務所を持たず顧客先でサービスを提供しているビジネスの場合は、Googleへの問い合わせが必要とされています。

また、サードパーティがビジネスプロフィールのサードパーティポリシーに違反している場合は、「ビジネス プロフィールを管理しているサードパーティに対する申し立て」フォームから報告できるとされています。個別の返信はない場合があるものの、内容は調査され、必要に応じて対応が取られると記載されています。

このリクエストが必ず通るとは限りません。 承認するかどうかは現在のオーナー側の判断で、拒否された場合に取れる手段は限られます。権限の所在は、契約の段階で決めておくほうが確実です。

契約前に決めておくこと

Googleは、アクセス権を管理できるのはプロフィールのオーナーだけだと明記しています。許可なくリスティングを削除したり情報にアクセスしたりすることはできないとも書かれています。この前提に立つと、契約前に確認すべき点は次の3つに絞られます。

  • メインのオーナーを自社のアカウントのままにできるか。代理店には管理者権限を渡す形で足りるか
  • 契約終了時の権限返却の手順と期限が、契約書に書かれているか
  • 代理店が使うアカウントが、会社のアカウントか担当者の個人アカウントか

ヘルプは、特別な手段でGoogle検索やGoogleマップの上位表示を約束する業者は信用できないとも述べています。権限の扱いと順位の説明の仕方は、代行先を見極めるうえで同じくらい見やすい指標になるはずです。

よくある質問

オーナー権限を譲渡すると口コミは消えますか

消えません。ヘルプには、メインのオーナー権限を新しいオーナーに渡すことでクチコミなどのビジネス情報が維持されると記載されています。逆に、プロフィールを新しく作り直した場合は、既存の口コミは引き継がれません。

代理店が権限を渡してくれない場合はどうすればよいですか

アクセス権限のリクエストを送る手順が用意されています。現在のオーナーは3日以内に返信する必要があり、承認されればプロフィールを管理できます。拒否された場合も、編集の提案や再審査の請求ができるとされています。サードパーティポリシーへの違反が疑われる場合は、申し立てフォームからの報告もできます。

管理者のままでは何ができないのですか

ユーザーの追加と削除、プロフィールの削除ができません。日々の運用作業は管理者でも行えるため、違いが表に出るのは引き継ぎや担当者の入れ替えのタイミングです。

譲渡した直後に前の担当者を削除できますか

新たにオーナーや管理者になってから7日間は、他のオーナーや管理者の削除でエラーが表示される場合があるとされています。譲渡と削除を同じ日に片付ける前提で日程を組まないほうが安全です。

メインのオーナーが退職して連絡が取れません

そのアカウントにログインできる状態であれば、管理画面から譲渡できます。ログインできない場合は、他のオーナーがいればそのオーナーからユーザーを整理できます。オーナーが誰も残っていない場合は、アクセス権限のリクエストから進める形になります。

本記事の手順・仕様は2026年10月時点のものです。Googleの仕様は変更されることがあります。

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LocalBuzz Magazine編集部

編集長

店舗集客・MEO・口コミマーケティングを中心に、LocalBuzzマガジンの企画・編集を担当。 Googleマップや口コミ、SNS、LINEなど、店舗ビジネスを取り巻く集客手法について、「店舗運営者が実際に使える情報」を軸に情報を発信しています。 飲食店、美容サロン、クリニック、小売店をはじめとした店舗ビジネスの事例や最新動向をリサーチし、専門的になりがちなMEOやデジタルマーケティングの情報を、できるだけわかりやすく解説することを心がけています。 「口コミを、最高の広告にする。」をテーマに、地域で選ばれる店舗づくりに役立つ情報をお届けします。 担当領域 MEO/Googleビジネスプロフィール/口コミマーケティング/店舗集客/LINE・CRM/SNS活用

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