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美容室が口コミを増やす方法|依頼のタイミングと文例と注意点

美容室の口コミは、施術が終わって会計を待つ数分のあいだに書かれるか、書かれないまま終わります。満足して帰った人ほど、わざわざ投稿しません。件数が伸びない理由の多くは満足度ではなく、…

目次 6 SECTIONS
この記事の結論
  • Googleはリンクやコードを使った口コミの依頼を認めているが、対価と引き換えの依頼は禁止している
  • 好意的な口コミだけを選んで依頼する行為は、Googleのポリシーで禁止されている
  • 景品表示法に触れない依頼でも、Googleのポリシー違反になる場合がある

美容室の口コミは、施術が終わって会計を待つ数分のあいだに書かれるか、書かれないまま終わります。満足して帰った人ほど、わざわざ投稿しません。件数が伸びない理由の多くは満足度ではなく、依頼していないことです。

一方で、依頼の仕方には線が引かれています。Googleは口コミの依頼そのものを認めていますが、対価と引き換えの依頼は禁止しています。ここを踏み越えると、集めた口コミが消えるだけでなく、プロフィール側に影響が出る可能性があります。

そしてもう一つ、景品表示法のステルスマーケティング規制という別の物差しもあります。この2つは重なっておらず、景品表示法に触れない依頼でもGoogleのポリシー違反になる場合があります。その境目を先に整理します。

Googleが認めている依頼の仕方

Googleは、ビジネス側が口コミをリクエストすること自体を認めています。ヘルプでは、口コミをリクエストするためのリンクやコードを作成する方法が案内されています。来店客にその読み取り先を伝えて投稿画面へ誘導する形です。

そのうえで、Googleは肯定的な口コミと否定的な口コミの両方が信頼性につながると説明しています。良い評価だけを集めることが目的ではない、という前提が置かれています。

やってよいこと 禁止されていること
リンクやコードを渡して投稿画面へ案内する 口コミと引き換えに割引や無料サービスを提供する
すべての来店客に等しく声をかける 満足した人にだけ声をかける
届いた口コミに返信する 否定的な口コミの削除と引き換えに特典を渡す
実際に来店した人に依頼する 実体験に基づかない投稿を募る
投稿は任意だと伝える 店頭で口コミを条件として要求する

禁止側の根拠は、Googleのポリシーで明示されています。口コミの投稿・変更、否定的な口コミの削除と引き換えに、無料または割引価格で商品やサービスを提供することは「虚偽のエンゲージメント」として固く禁じられています。

「肯定的な口コミだけを選んで募る」行為も禁止されています。 満足度の高い客だけを抽出して依頼する運用は、ポリシー上の問題として扱われます。件数と平均評価を同時に上げようとして、ここに触れる店舗が少なくありません。

従業員や家族に頼む場合

Googleのポリシーには、雇用関係や契約関係、家族関係などに基づく利害の対立によるコンテンツの禁止が定められています。スタッフや身内に投稿してもらう形は、この規定に触れます。

件数を早く積みたいときに出てくる発想ですが、削除の対象になりうるうえ、内容が実体験に基づかない場合はさらに重い扱いになります。

美容室で依頼するタイミング

ここからは運用の話です。Googleが時期を定めているわけではないため、以下は私たちが支援した範囲での整理として読んでください。効果を数値で検証したものではありません。

美容室には、他業種にない条件が2つあります。施術時間が長く会話が成立していること、そして仕上がりを本人が鏡で確認する瞬間があることです。この2点を使います。

  • 仕上がりを確認してもらった直後、鏡の前で一度触れる
  • 会計時に読み取り先を渡す(口頭の依頼と受け渡しを分ける)
  • 次回予約の案内と同時にしない

3番目は理由があります。予約や特典の案内と口コミの依頼を同じ場面で並べると、投稿と引き換えに何かを提供しているように受け取られかねません。依頼は単独で置いてください。

避けたい依頼の場面

  • 施術中の、まだ仕上がりを見ていない段階
  • 料金の説明や追加メニューの提案と同時
  • 会計後、店を出る直前の慌ただしいタイミング
  • スタッフが客の様子を見て「この人は良い評価を書きそうだ」と選ぶ形

最後の一つは、単に効率の問題ではなくポリシーに触れます。声をかける相手を評価の見込みで選び分けないでください。

依頼の文例

文面は短いほうが通ります。以下はそのまま使える形です。

鏡の前で触れる場合:

仕上がりはいかがですか。もしよければ、Googleに一言だけ感想を残していただけると助かります。読んで次の施術に生かしますので、気になった点も書いていただいて構いません。

会計時に読み取り先を渡す場合:

こちらから感想を書けます。任意ですので、お時間のあるときで大丈夫です。

避けたい文面と、その理由を並べます。

避けたい文面 理由
「星5でお願いします」 投稿内容を指定している
「投稿していただいた方にトリートメント無料」 対価と引き換えの依頼にあたる
「よかったら」と満足した人にだけ言う 肯定的な口コミだけを募る形になる
「今その場で投稿してください」 店頭で要求する形になる
「不満があれば口コミではなく直接ご連絡を」 否定的な投稿だけを迂回させる運用になる

最後の行は判断が分かれやすい箇所です。苦情の窓口を案内すること自体は問題になりません。 問題になるのは、否定的な内容を口コミから外す目的で使う場合です。窓口の案内は、口コミの依頼とは別の場面で行ってください。

景品表示法のステマ規制との関係

2023年10月1日から、ステルスマーケティングが景品表示法違反の対象になりました。消費者庁は、規制の対象を「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」と整理しています。

押さえるべき点は3つです。

  • 規制の対象は商品・サービスを供給する事業者です。依頼を受けた第三者の側は規制の対象になりません
  • 広告であることが明確なものは対象外です
  • 判断の軸は「事業者が表示内容を決定したか」です

消費者庁のQ&Aでは、来店客にクーポンなどを渡して口コミの投稿を依頼した場合も、その投稿は通常「事業者の表示」には当たらないとされています。一方で、星の数や書く内容を条件として指定した場合は、事業者が表示内容を決定しているとして「事業者の表示」に当たると整理されています。

自社サイトに口コミを引用する場合も注意が必要です。好意的な評価だけを選んで引用する形は「事業者の表示」に当たるとされています。従業員の投稿についても、職務上の地位などにより「事業者の表示」に当たる場合があるとされています。

2つのルールがずれる場所

ここが実務上いちばん誤解されます。

行為 景品表示法(ステマ規制) Googleのポリシー
内容を指定せず、クーポンを渡して依頼 通常は「事業者の表示」に当たらない 対価と引き換えの依頼として禁止
星5や特定の内容を指定して依頼 「事業者の表示」に当たる 禁止
好意的な口コミだけを自社サイトに引用 「事業者の表示」に当たる 引用自体は対象外
満足した客にだけ依頼 明示されていない 禁止

クーポンを渡して依頼する形は、景品表示法の整理では通常「事業者の表示」に当たらないとされていても、Googleのポリシーでは禁止されています。 法令に触れないことと、プラットフォームで許されることは別の問題です。美容室の口コミはGoogle上に置かれるため、厳しいほうに合わせる必要があります。

なお、ここでの整理は消費者庁が公表している資料の範囲です。個別の運用が違反にあたるかどうかの判断には踏み込んでいません。判断が必要な場面では専門家に確認してください。

投稿されたのに表示されないとき

依頼が通って投稿されても、すぐには表示されないことがあります。Googleは、口コミがポリシーに準拠しているかを確認するために審査され、この処理に数日かかる場合があると説明しています。

また、ポリシー違反として削除された口コミは復元されません。短期間に大量の投稿が集まった場合の扱いについて、Googleは具体的な基準を公開していないため、ここは断定できません。少なくとも、キャンペーン的に一斉に集める運用は、審査の観点から見て安全側とは言えないはずです。

古い端末やアプリで投稿に失敗する場合もあるとされています。「投稿したのに出ない」と言われたときは、まず時間を置いて確認してください。

よくある質問

口コミを書いてくれた人に、次回使えるクーポンを渡してもよいですか

Googleのポリシーでは禁止されています。口コミの投稿や変更、否定的な口コミの削除と引き換えに無料または割引価格で商品やサービスを提供することは「虚偽のエンゲージメント」として扱われます。消費者庁のQ&Aでは、内容を指定せずクーポンを渡した場合の投稿は通常「事業者の表示」に当たらないとされていますが、これは景品表示法上の整理です。Google上で運用する以上、渡さない前提で設計してください。

満足してくれた人にだけ声をかけるのは効率的だと思うのですが

Googleのポリシーで、肯定的な口コミだけを選んで募る行為は禁止されています。声をかける相手を評価の見込みで選び分けない運用にしてください。全員に同じ案内をする形であれば、この問題は起きません。

スタッフに口コミを書いてもらうのは問題ですか

Googleのポリシーには、雇用関係などに基づく利害の対立によるコンテンツの禁止が定められています。スタッフの投稿はこれに触れます。景品表示法の側でも、従業員の投稿は職務上の地位などにより「事業者の表示」に当たる場合があるとされています。どちらの観点でも避けてください。

依頼して何件くらい増えるものですか

件数の見込みを示せる公的なデータは確認できませんでした。来店客数、施術時間、スタッフの人数で条件が大きく変わるため、他店の数字を当てにするより、自店で1か月試して実数を取るほうが確実です。

口コミの依頼は何回までしてよいですか

Googleが回数の上限を定めているわけではありません。ただし同じ相手に繰り返し求める形は、店頭で口コミを要求する行為に近づきます。1回の来店につき1回、伝えて終わりにしてください。

本記事の手順・仕様は2026年9月時点のものです。Googleの仕様は変更されることがあります。

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LocalBuzz Magazine編集部

編集長

店舗集客・MEO・口コミマーケティングを中心に、LocalBuzzマガジンの企画・編集を担当。 Googleマップや口コミ、SNS、LINEなど、店舗ビジネスを取り巻く集客手法について、「店舗運営者が実際に使える情報」を軸に情報を発信しています。 飲食店、美容サロン、クリニック、小売店をはじめとした店舗ビジネスの事例や最新動向をリサーチし、専門的になりがちなMEOやデジタルマーケティングの情報を、できるだけわかりやすく解説することを心がけています。 「口コミを、最高の広告にする。」をテーマに、地域で選ばれる店舗づくりに役立つ情報をお届けします。 担当領域 MEO/Googleビジネスプロフィール/口コミマーケティング/店舗集客/LINE・CRM/SNS活用

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