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MEO対策 知名度距離

Googleマップの順位はどう決まるか|関連性・距離・知名度

「うちより後発の店が地図で上に出ている」という相談は、店舗の業種を問わず届きます。多くの場合、原因の候補は3つか4つに絞れるのですが、その絞り込みができるのは、Googleが何を見…

目次 7 SECTIONS
この記事の結論
  • Googleはローカル検索結果の順位要素として関連性・距離・知名度の3つを公表している
  • 事業者が直接動かせるのは関連性と知名度で、距離は動かせない
  • 重み付けや順位を上げる裏技は公表されておらず、金銭で順位が上がることもないとGoogleは明言している

「うちより後発の店が地図で上に出ている」という相談は、店舗の業種を問わず届きます。多くの場合、原因の候補は3つか4つに絞れるのですが、その絞り込みができるのは、Googleが何を見ていると公表しているかを知っているからです。

Googleは、ローカル検索結果の順位を決める要素を3つ公表しています。逆に言えば、公表されているのはそこまでで、重み付けや計算方法は開示されていません。世の中で語られるMEOのノウハウには、この3要素の説明と、誰かの推測とが混ざったまま流通しているものが少なくありません。

ここでは公式ヘルプの記述を出発点に、3つの要素がそれぞれ何を指すのか、事業者が動かせるのはどこか、そして「公表されていないこと」がどこからかを線引きします。

Googleが公表している3つの要素

Googleビジネスプロフィールのヘルプは、ローカル検索結果のランキングを決定する要素として次の3つを挙げています。定義文はヘルプの記述に沿ったものです。

要素ヘルプでの説明事業者が動かせるか
関連性検索語句とビジネス プロフィールが合致する度合い動かせる
距離検索しているユーザーから各ビジネス拠点までの距離動かせない
知名度ビジネスがどれだけ広く知られているか間接的に動かせる

この3つ以外の要素が「ない」とは書かれていません。公表されているのがこの3つである、というのが正確な理解です。3要素の重み付けも公表されていません。

「視認性の高さ」という訳語について

日本語のMEO記事では、3つ目の要素が「視認性の高さ」と書かれていることがあります。現行の日本語ヘルプでは「知名度」という表記が使われています(2026年9月時点で確認)。本記事はヘルプの現行表記に合わせます。過去の記事を読み直す際は、表記の違いに戸惑わないようにしてください。

関連性:検索語句とプロフィールの合致

関連性は、ユーザーが打ち込んだ語句と、そのビジネスのプロフィールがどれだけ合っているかを指します。Googleは、ビジネス情報を充実させ、正確に保つことで関連性を高められるという趣旨の案内をしています。

関連性の土台になるのは、次のような設定項目です。

  • カテゴリ(メインカテゴリと追加カテゴリ)
  • ビジネス名、住所、電話番号
  • 営業時間、特別営業時間
  • 属性(駐車場やWi-Fiの有無など)
  • 提供している商品・サービス

ここで注意したいのは、関連性は「情報を盛る」ことでは上がらないという点です。ビジネス名にキーワードを足す、提供していないサービスをカテゴリに入れるといった操作は、Googleのガイドラインに反します。ポリシー違反があった場合、コンテンツの表示やプロフィールへのアクセスが制限されると案内されています。

関連性で最初に見るべきところ

順位が伸びない店舗を見るとき、私たちが支援した範囲では、メインカテゴリの選択と、サービスの登録漏れの2点で説明がつくケースが多くありました。逆に、営業時間や属性の細かい調整だけで大きく動いた例は、ほとんど確認できていません。

これは相関の話であって、因果を断定するものではありません。ただ、手をつける順番としては、カテゴリとサービスから見るのが合理的です。

距離:唯一動かせない要素

距離は、検索しているユーザーから各ビジネス拠点までの距離を指します。ユーザーが場所を指定していない場合は、Googleが分かる範囲の位置情報から距離を算出するという趣旨の説明がなされています。

事業者側から動かせない要素です。ここを理解しておくと、次のことが説明できます。

  • 商圏の外から検索した順位を見ても、施策の評価にはならない
  • 「駅前で検索すると出るのに、自宅で検索すると出ない」は異常ではない
  • 順位計測をするなら、計測地点を固定しないと数字が比較できない

順位が上下したという相談の一定数は、検索した場所が違うことで説明がつきます。まず計測条件を揃えてから、施策の話に入ってください。

知名度:どれだけ広く知られているか

知名度は、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指す要素です。ヘルプでは、クチコミの数と評価がGoogleのローカル検索結果の順位に影響するという趣旨の説明がなされています。

ここが誤解の集まりやすいところなので、公表されていることと、されていないことを分けます。

事項状態
クチコミの数と評価が順位に影響すること公表されている
何件あれば上位に出るか公表されていない
評価が何点を下回ると不利になるか公表されていない
返信をすれば順位が上がるか公表されていない

Googleは、クチコミに返信することを推奨事項として挙げています。ただし、返信そのものが順位を上げるとは述べていません。返信は、ユーザーの評価を尊重していることを示す行為として案内されている、というのが公表されている範囲です。

数を増やすときにやってはいけないこと

知名度がクチコミに関係する以上、件数を増やしたくなります。ただし、Googleのマップユーザー投稿コンテンツのポリシーは、虚偽の、または誤解を招くコンテンツやクチコミを禁じており、投稿は実体験に基づいている必要があるとしています。なりすましや、雇用関係・契約関係などの利益相反に基づく投稿も禁止されています。

クチコミの投稿や、否定的なクチコミの修正・削除と引き換えに、金銭・割引・無料の商品やサービスといったインセンティブを提供する行為も禁止されています。件数を短期間で積むための手段は、この禁止事項に触れやすいと考えてください。

公表されていないことを、公表されているように書かない

Googleは、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていないと明記しています。「Googleに申請して上げる」「広告を出せば地図の順位が上がる」といった説明は、この記述と整合しません。

以下は、公表されている情報からは導けない主張の例です。

  • 投稿機能を週に何回使えば順位が上がる
  • 写真を何枚以上載せると有利になる
  • 特定のキーワードをクチコミに含めてもらうと順位が上がる
  • 3要素の比率はおおよそ何対何対何である

いずれも、Googleの公式ヘルプで確認できません。実務の中で「そう見える」ことはありますが、それは相関の観察であって、因果の証明ではありません。推測は推測として書き分けることが、この分野では特に重要になります。

何から手をつけるか

3要素の整理を、実務の順番に落とすと次のようになります。

  1. 計測条件を固定する(検索地点・キーワード・日時を揃える)
  2. メインカテゴリが実態と合っているかを見直す
  3. 提供しているサービス・商品の登録漏れを埋める
  4. 営業時間、特別営業時間、属性を最新にする
  5. クチコミへの返信を運用に組み込む
  6. 写真・動画を継続的に追加する

1が抜けると、以降の施策の効果が判断できなくなります。順位を記録してから着手してください。また、複数の項目を同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。1回の変更は1項目にとどめるのが、遠回りに見えて確実です。

よくある質問

3つの要素のうち、どれがいちばん重要ですか

重み付けは公表されていません。ただし距離は事業者から動かせないため、手を動かせるのは関連性と知名度の2つです。どちらから着手するかで言えば、設定の修正で完結する関連性のほうが、着手から反映までが短く済みます。

クチコミが何件あれば上位に出ますか

Googleは件数の基準を公表していません。同じ商圏の競合と比べて明らかに少ない場合は増やす余地がありますが、「何件で1位」という説明は根拠を確認できません。件数の目標を立てるなら、順位ではなく、来店前の比較検討で選ばれる状態を基準にするほうが現実的です。

順位が急に下がりました。ペナルティですか

まず検索した地点と条件が前回と同じかを確認してください。条件が同じであれば、プロフィールの編集内容、Googleによる自動的な情報の変更、競合側の変化などが候補になります。ポリシー違反があった場合はコンテンツの表示やプロフィールへのアクセスが制限されると案内されているため、管理画面に通知が出ていないかも確認してください。

順位保証をうたうサービスはどう判断すべきですか

Googleは、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていないと明記しています。Googleに働きかけて順位を上げる方法は存在しないという前提で、その保証が何を根拠にしているのかを確認してください。

本記事の手順・仕様は2026年9月時点のものです。Googleの仕様は変更されることがあります。

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LocalBuzz Magazine編集部

編集長

店舗集客・MEO・口コミマーケティングを中心に、LocalBuzzマガジンの企画・編集を担当。 Googleマップや口コミ、SNS、LINEなど、店舗ビジネスを取り巻く集客手法について、「店舗運営者が実際に使える情報」を軸に情報を発信しています。 飲食店、美容サロン、クリニック、小売店をはじめとした店舗ビジネスの事例や最新動向をリサーチし、専門的になりがちなMEOやデジタルマーケティングの情報を、できるだけわかりやすく解説することを心がけています。 「口コミを、最高の広告にする。」をテーマに、地域で選ばれる店舗づくりに役立つ情報をお届けします。 担当領域 MEO/Googleビジネスプロフィール/口コミマーケティング/店舗集客/LINE・CRM/SNS活用

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