本文へスキップ
無料MEO診断
AI検索・AIO LocalBusinessschema.org

店舗サイトの構造化データ|入れるべき種類とLocalBusinessの書き方

構造化データは、サイトに書いてある内容を機械が読み取れる形で添える仕組みです。店舗サイトでは「どこにある、何の店で、いつ開いているか」を伝える部分がここに当たります。 ただし、入れ…

目次 8 SECTIONS
この記事の結論
  • 店舗サイトで最初に入れるのはLocalBusinessで、必須プロパティはnameとaddressの2つだけである
  • 自店が自店の口コミを管理している場合、LocalBusinessやOrganizationのページはスターレビューの対象外になる
  • よくある質問のリッチリザルトは2026年5月7日以降表示されないため、リッチリザルト目的でFAQPageを入れる理由はない

構造化データは、サイトに書いてある内容を機械が読み取れる形で添える仕組みです。店舗サイトでは「どこにある、何の店で、いつ開いているか」を伝える部分がここに当たります。

ただし、入れれば順位が上がるものではありません。Googleは構造化データを特定の表示機能の条件として使っており、機能ごとに対象となる型と必須項目が決まっています。入れる前に、どの機能を狙うのかを決めておくほうが確実です。

ここでは、店舗サイトに関係する型を絞り、LocalBusinessの必須項目と推奨項目、口コミを扱うときの制約、そして最近終了した機能を確認します。

店舗サイトに関係する型はどれか

Googleの構造化データ マークアップ ギャラリーには25の機能が並んでいます。店舗や地域サービス業のサイトで実際に関係するのは、そのうちの一部です。

型使う場面優先度
ローカル ビジネス(LocalBusiness)店舗情報のページ。営業時間や所在地を示す最初に入れる
組織(Organization)会社概要やトップページ。事業者としての識別情報LocalBusinessと併せて
パンくずリスト(Breadcrumb)サービス一覧や記事の階層を示す早い段階で
イベント(Event)講習会、セール、体験会など日付のある催し該当があれば
商品(Product)物販がある場合該当があれば
求人情報(JobPosting)採用ページを持つ場合該当があれば
動画(Video)サービス紹介動画を載せている場合該当があれば
クチコミ抜粋(Review snippet)口コミの評価を示す。ただし制約が大きい(後述)条件を確認してから

レシピ、映画、ソフトウェア アプリ、データセットなどは店舗サイトでは出番がありません。全部入れることが目的ではありません。ページに実際に書かれている内容に対応する型だけを使います。

LocalBusinessの必須項目は2つだけ

LocalBusinessの必須プロパティは、次の2つです。

  • name:ビジネス名
  • address:PostalAddress 型の住所。書ける項目はできるだけ埋める

これだけです。ここを満たせば、構造化データとしては成立します。

サブタイプを具体的にする

Googleは、できる限り具体的なLocalBusinessのサブタイプを使うよう案内しています。ドキュメントが例として挙げているのは Restaurant、DaySpa、HealthClub です。

複数の型に当てはまる場合は、@type に配列で指定します。additionalType はサポートされていません。型を足したいときは配列を使ってください。

設置するページ

LocalBusinessの構造化データはサイト上の任意のページに追加できますが、ドキュメントは、ビジネスに関する情報を含むページに置くほうがよい場合もあるとしています。店舗情報ページやアクセスページが素直な置き場所です。

推奨プロパティの書き方

推奨プロパティは、入れれば必ず表示されるというものではありません。ただし、情報が欠けていれば判断の材料にもなりません。

プロパティ内容注意点
telephone主要な連絡先電話番号国番号と市外局番を含める
urlその店舗ページの完全なURL有効なリンクであること
geo緯度・経度latitude・longitude は小数点以下5桁以上の精度が必要
openingHoursSpecification営業時間配列でも単一のオブジェクトでも指定できる
priceRange価格帯100文字未満。超えると表示されない
menuメニューの完全なURL飲食を提供するビジネス向け
servesCuisine提供する料理の種類レストラン向け
department店舗内の部門入れ子のLocalBusinessとして記述
aggregateRating / review評価・口コミ他のローカル ビジネスの口コミを収集するサイトにのみ推奨

最後の行は見落としやすい部分です。自店のサイトに自店の評価を書く用途ではありません。

営業時間の書き方

openingHoursSpecification には細かい決まりがあります。

  • dayOfWeek は https://schema.org/Monday のような完全なURLでも、Monday のような短い名前でも指定できる
  • opens と closes は hh:mm:ss の形式
  • 日をまたぐ営業は、closes が opens より早い時刻になる1つの指定を書く(土曜18:00〜翌3:00など)
  • 24時間営業は opens を 00:00、closes を 23:59 にする
  • 終日休業は opens と closes の両方を 00:00 にする
  • 季節営業は validFrom と validThrough を YYYY-MM-DD 形式で指定する。通年営業なら両方とも省略する

営業時間は、サイトとGoogleビジネスプロフィールで食い違いやすい項目です。片方だけ更新して放置すると、見た人に矛盾が伝わります。

Organizationは何のために入れるのか

Organizationは、事業者としての識別情報をGoogleに伝えるための型です。必須プロパティはありません。推奨プロパティとして、address、logo、name、url、telephone、email、contactPoint、sameAs、legalName、description、foundingDate などが並びます。

設置場所は、トップページか、組織について説明している1ページ(会社概要ページなど)です。全ページに入れる必要はありません。記述形式はJSON-LDが推奨され、<head> 内への配置が案内されています。

LocalBusinessとの関係は、ドキュメントに明記されています。レストランや実店舗のようなローカル ビジネスを表すサイトでは、最も適切なLocalBusinessのサブタイプを使い、LocalBusinessの必須・推奨項目に加えてOrganizationの推奨項目も記載します。また、LocalBusinessでは主要なメールアドレスと電話番号をLocalBusinessのレベルに設定したうえで、複数の連絡手段を列挙する場合に contactPoint を使います。

口コミのマークアップには条件がある

ここは期待と実際がずれやすい部分です。

Googleのクチコミ抜粋のガイドラインには、レビューされる側のエンティティが自身のレビューを管理している場合、LocalBusinessやその他のOrganization型の構造化データを使っているページはスターレビュー機能の対象外になると記載されています。自店のサイトに自店の口コミを直接マークアップする構成、Googleビジネスプロフィールやソーシャルの口コミウィジェットを埋め込む構成が、その例として挙げられています。

このほか、次の点も明記されています。

  • 他のウェブサイトからの口コミや評価を集計に含めない
  • 評価はユーザーから直接入手する
  • ローカル ビジネスの評価情報を人間の編集者が作成・選定・編集することは認められていない
  • 実際に利用した経験に基づいていない口コミを含めない
  • 報酬が伴うことを開示していない口コミを、ページや構造化データのマークアップに含めない

最後の項目は、2026年7月24日にクチコミ抜粋のドキュメントへ追加されたガイドラインに含まれています。金銭・割引・クーポン・無料の商品などの特典と引き換えに作成され、特典の提供が明確かつ目立つように開示されていない口コミが例として示されています。

終了した機能を追わない

構造化データは、機能そのものが終了することがあります。追加した当時は有効だった記述が、現在は何も生まない状態になっている場合があります。

Googleの「ドキュメントの更新」には、次の記録が残っています。

日付内容
2026年5月8日よくある質問のリッチリザルト機能のサポート終了。2026年5月7日以降、検索に表示されない
2026年6月15日よくある質問のリッチリザルトに関するドキュメントを削除
2026年7月24日新しいクチコミ抜粋ガイドラインを追加
2026年9月18日アグリゲータ ユニットとサプライヤー ユニットにローカル ビジネス クエリのサポートを追加

よくある質問のリッチリザルトを目的としてFAQPageを入れる理由は、現在はありません。すでに入っている場合、それ自体が違反になるわけではありませんが、検索結果での表示効果を見込んだ運用は成り立ちません。ページ内のよくある質問という構成自体は、読み手にとって有用であれば残して構いません。

公開前の確認手順

ドキュメントが案内している流れは次のとおりです。

  1. リッチリザルト テストで検証し、重大なエラーを修正する
  2. URL検査ツールでサンプルページをテストする
  3. サイトマップを送信する

なお、リッチリザルトの対象になるには、Google検索の基本事項、構造化データの一般的なガイドライン、該当する場合はカルーセルのガイドラインを満たす必要があります。ガイドラインに違反したサイトは、手動による対策の対象になる可能性があり、修正後に再審査を請求できるとされています。

実装後に表示が変わらない場合、原因は構造化データの記述だけではないはずです。リッチリザルトは記述すれば必ず出るものではなく、Googleが表示するかどうかを判断します。マークアップは「表示される条件を満たす」作業であって、「表示を確定させる」作業ではありません。

よくある質問

構造化データを入れると順位は上がりますか

Googleは構造化データを特定の表示機能の条件として使っており、順位への効果を公表していません。マークアップで得られるのは、対象となる機能の候補に入ることです。順位が上がると断定している説明は、根拠を確認してください。

JSON-LD以外の書き方でもよいですか

Organizationのドキュメントでは、記述形式としてJSON-LDが推奨されています。microdataやRDFaでも構造化データは表現できますが、新規に実装するならJSON-LDが素直です。既存サイトで別形式が入っている場合、混在させず1つに寄せてください。

Googleビジネスプロフィールがあれば構造化データは不要ですか

用途が違います。ビジネスプロフィールはGoogleマップと地図検索での情報源であり、構造化データは自社サイトの内容をGoogleに伝えるものです。両方で情報が一致している状態を保つことが前提になります。

営業時間を変えたら構造化データも直す必要がありますか

はい。サイト上の表示だけを直して構造化データを放置すると、機械が読む情報と人が読む情報が食い違います。臨時休業や季節営業は validFrom と validThrough で期間を指定できるため、都度の書き換えを減らせます。

本記事の手順・仕様は2026年10月時点のものです。Googleの仕様は変更されることがあります。

Free tool

自店の現状を1分で確かめる

記事の内容を自店に当てはめる前に、いまの状態を数値で把握しておくと、どこから手をつけるべきかが決まります。無料MEO診断は5問1分、登録不要でスコアが出ます。

Lo

LocalBuzz Magazine編集部

編集長

店舗集客・MEO・口コミマーケティングを中心に、LocalBuzzマガジンの企画・編集を担当。 Googleマップや口コミ、SNS、LINEなど、店舗ビジネスを取り巻く集客手法について、「店舗運営者が実際に使える情報」を軸に情報を発信しています。 飲食店、美容サロン、クリニック、小売店をはじめとした店舗ビジネスの事例や最新動向をリサーチし、専門的になりがちなMEOやデジタルマーケティングの情報を、できるだけわかりやすく解説することを心がけています。 「口コミを、最高の広告にする。」をテーマに、地域で選ばれる店舗づくりに役立つ情報をお届けします。 担当領域 MEO/Googleビジネスプロフィール/口コミマーケティング/店舗集客/LINE・CRM/SNS活用

著者の記事一覧を見る

Related

あわせて読みたい

無料MEO診断 資料ダウンロード